ある日突然

10年前、まだ日差しの強い初秋でした。次男が小学校1年生の課外学習の日。一日中海沿いの大きな公園で過ごした帰宅直後、靴下よりも上が少し赤く腫れています。毛虫にでも刺されたかな…と、あまり気にも留めていませんでした。

するとみるみる真っ赤に腫れあがっていきます。色の違いで、靴下のラインがはっきりわかるほど。
かゆみも出てきました。
数日後には赤い発疹がいたるところに広がり、最終的には顔も頭(髪の毛の中)も足の裏まで全身に広がりました。足は膝から下がパンパンに腫れあがり、片足だった腫れがやがて両足になってまるで象のよう。全身がかゆくて眠ることができません。日中は眩しくて外では目も開けられませんでした。

小児科、皮膚科、そして最後は大学病院へ。
すぐさま写真室に連れていかれ、パンツ1枚で全身の写真を撮られました。

そして告げられた診断名は

紫外線によるアトピー性皮膚炎の急激な悪化。要するに「紫外線アレルギー」ということでした。
1日外で活動したことが引き金になったのだそうです。

次男はもともとアレルギー体質でした。
ピーナッツはアナフィラキシーを起こしかけたことがあり、一切口にしません。
オボムコイド(加熱卵)なども反応がありましたが、日常生活に差し支えるほどではありませんでした。

年に数回、喘息の発作を起こして急患センターにお世話になることはあるものの、さほど深刻な訳でもなく普通に生活できていた小学1年生が、突然学校に行けなくなり、しばらくの間不自由な生活を強いられました。
少しかゆみが落ち着き眠れるようになって、ある程度睡眠時間が確保できた日は、サングラスをかけさせほとんど目を開けない状態で手を引いて学校まで送りました。足の腫れが収まるまでの数カ月間は、走ることができませんでしたが、徐々普通の生活ができるようになりました。2年生の運動会でもサングラスをかけてダンスをしているビデオが残っています。

大学病院では、原因を追究するために紫外線の種類を特定する検査を提案されましたが、光を一定時間当てて反応を見るためしばらくじっとしなくてはならないのと反応すればかゆみが出るといわれ、彼は「もうかゆくなるのはこりごりです」と断りました。

もちろん、強めのステロイド薬が処方されました。飲み薬と塗り薬。塗り薬は頭用の液体と軟膏、保湿クリームです。飲み薬は、眠れるように1日か2日、飲んだように記憶しています。耳の穴の中まで、とにかくどこがかゆいのかわからないほど、全身アトピーでした。2~3日、ステロイドの塗り薬も使いました。少し症状がおさまり、眠れるようになると以前から使用していた保湿クリームだけにしました。

これからしばらく、自然治癒力を高めるためにさまざまなチャレンジを続けていくことになります。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です